
東京福岡県人会 会員のみなさま
平井千絵さんより『フォルテピアノと探求する 古典派のピアノ作品』のご案内です。
<フォルテピアノと探求する 古典派のピアノ作品>
日時:2025年12月11日(木) 開演18:30 開場18:00
会場:国立音楽大学 講堂小ホール
(西武新宿 拝島線/多摩モノレール「玉川上水駅」徒歩7分)
チケット: 全自由席 入場無料(要予約)
予約はこちらから→ https://teket.jp/11944/50774
お問い合せ: 国立音楽大学 楽器学資料館 電話:042-535-9574
https://www.gs.kunitachi.ac.jp/contact/inquiry.php
主催: 国立音楽大学 楽器学資料館 国立音楽大学創立100周年記念事業
出演:平井 千絵(フォルテピアノ演奏・解説)
太田垣 至(鍵盤楽器製作家・修復家)
【平井千絵 演奏曲目】
(楽器1)Anton Walter c.1795 太田垣 至 2025年複製
(楽器2)John Broadwood & Sons c.1820 オリジナル楽器
(楽器3)Conrad Graf c.1839 コーバルト兄弟 2000年頃複製
モーツァルト: きらきら星変奏曲 (楽器1)
ハイドン: アンダンテと変奏曲 (楽器2)
=== フォルテピアノの音色・聴き比べと解説コーナー ===
ベートーヴェン:月光ソナタ 1楽章 など 解説を交えながら部分的にお聴きいただきます。
①ベートーヴェン: 月光ソナタ 1楽章 より (楽器1)
②ジョン・フィールド: ノクターン イ長調H36 より (楽器2)
③ベートーヴェン: エリーゼのために より (楽器3)
******* 休憩 *******
シューベルト:ソナタ 第16番 D845 1, 2楽章 (楽器3)
ベートーヴェン:ソナタ 第31番 Op.110 (楽器2)
以下、平井千絵さんより———–
国立音楽大学100周年記念事業の一環として、国立音楽大学楽器学資料館主催のレクチャーコンサートに出演することになりました。
2020年から講師として国立音楽大学で「鍵盤楽器学」「歴史的ピアノ基礎講座」の授業を担当しておりますが、この度、資料館の貴重なコレクションから3台の楽器を演奏させていただけることを、嬉しく、光栄に思っております。
(楽器1)くにおんフォルテピアノ(2025年3月に完成したばかりです!)、
(楽器2)ブロードウッドが1820年に製作したオリジナルのフォルテピアノに加え、
(楽器3)グラーフ(2000年)の複製されたフォルテピアノ、
資料館展示室から講堂小ホールへ運ばれます。
後半のプログラム、シューベルトとベートーヴェン晩年の大規模なソナタは、日本で演奏したことがありませんので、私自身、とても楽しみにしております。
ロンドンからはるばる海路、陸路でブロードウッド社のピアノが運びこまれたときのベートーヴェンの喜びは深く、晩年の傑作が生み出される原動力になりました。
シューベルトのイ短調ソナタとともに、まさに渾身の、スケールの大きい作品を、当時の音色でお聴きいただくことを、とても嬉しく思っております。
また、くにおんフォルテピアノを製作した、太田垣至先生も登壇され、レクチャーをご一緒させていただきます。
こちらもどうぞお楽しみに!
ピアノの歴史を紐解く、壮大な一夜になりそうです。
お楽しみいただければ幸いです。
平井千絵








